コンセントを増設してみた(照明スイッチからの分岐と注意点)
こんにちは、saruoです。
今回は、玄関にコンセントを増設したので、それについて書きます。
同じ事をやろうとしている人のために注意点も書いておきますね。
↑とりあえず、仕上がりはこんな感じです。左が従来からある玄関照明用のスイッチです。
左のスイッチもかなり前に自分で交換したものですが、玄関(外側)の照明スイッチ(上)と玄関(中側)の赤外線センサーに分かれており、玄関(中側)の赤外線センサーは、暗くなると人など赤外線に反応して、照明が点灯します。10秒経過後自動的に消灯するようになっています。(時間は調整可能)
この交換により、かなり便利になりました。暗い家に帰ってきても、玄関のドアを開けると自動で点灯します。
おおっと、今回は照明スイッチの話ではなくて、コンセント増設の話でしたね。
なぜコンセントを増設しようと思ったのか?
それは、玄関に金魚の水槽を置いていたのですが、エアポンプ(エアフィルター)用のコンセントが無く、延長コードを引っ張って来ていましたが、これがかなり邪魔だったので、増設したら的な安易な考えでした。
はじめにお伝えしておきますが、電気工事は、電気工事士の資格が必要になりますので、ご注意ください。
早速、コンセントを設置する場所に、穴を空けます。壁材が石膏ボードだけなら、埋め込み金具の大きさに合わせて、開口部を下書きし、なぞるようにカッターで切り取れば良いのですが、ベニアなどの壁材が使われている場合には、四隅をドリルで穴を空けてから、「引き回し鋸」などでギコギコと開口します。
開口したのがこちら(写真右側)、今回は、石膏ボードだったので、カッターで空けました。
最初は、スイッチがあるから、分岐して取ればよいと安易に考えていましたが、久々の電気工事作業だったので、スイッチから分岐して取れない事をすっかり忘れていました。
スイッチから取ると、照明と直列に接続されるため、電圧が下がるだけでなく、上図の(A)(B)のようにコンセントがスイッチの代わりとなってしまうか、スイッチのON, OFFに合わせてコンセント側もON, OFFとなってしまいます。(図が汚くてすみません・・・。)
という訳で、別の方法で電源を取ることに。
次の作戦としては、壁の裏側にあたる部屋のコンセント(同じ壁裏にある)から、分岐して取る方法を検討しました。
しかし、壁裏にケーブルを通すのが非常に困難だという事が分かったので、諦める事に。
というのは、壁の構造にあります。
木造住宅の壁は、大きな柱の間に、縦に「間柱(まばしら)」、横に「胴縁(どうぶち)」という木材が一定間隔で入っている構造となっています。簡単に言うと格子状に木材が入っていて、特に間柱は、壁の中を塞ぐように入っているため、横にケーブルを通すのが非常に困難だという事です。正確には、胴縁の厚みだけ、壁材の裏に隙間がありますが、ここを通すのは、非常に困難です。
という訳でまた、別の方法を考える事にした。
次の作戦は、スイッチと天井照明からそれぞれ分岐して取る方法です。(下図(C)参照)
天井照明からの分岐は、少し大変でしたが、なんとかうまくいきました。天井照明から分岐し、壁裏にケーブルを通して開口部に出します。壁裏は、横にケーブルを通すのは困難ですが、縦は大丈夫です。
これで、なんとかようやくコンセントを増設する事ができました。(図が汚くてすみません・・・。)
コンセントの増設でもう一つ注意しなければいけないのは、分電盤のブレーカー単位に接続される電気器具(機器)の容量についてです。この点を注意しておかないと、負荷の高い機器を複数接続してしまい、ブレーカーが簡単に落ちてしまうので注意しましょう。
最後に、電気工事は、電気工事士の資格が必要です。資格の無い人はやってはいけません。また、ご自身の責任で行ってください。
ちなみに、工事が完了した時には、金魚は全てお亡くなりになっていました・・・。何のために増設したのか・・・。