花粉症奮闘記 その2 ~ 薬が効かない!~
こんにちは、saruoです。
前回の続きです。
あまりにも鼻に激痛が走るため、病院で診てもらう事に。
近くにある総合病院で、医師にアレルギー性鼻炎である事を伝えると、とりあえず、アレルギー検査(血液検査)と鼻の激痛から副鼻腔炎(ちくのう)の疑いもあるとの事で、この検査(頭部レントゲン)もする事になりました。
検査の結果
病院で、採決と頭部レントゲンを済ませ。待合室で待っていたところ、しばらくして、検査結果が出たとの事で、診察室に呼ばれました。
入って椅子に座ると、間もなく
医師「〇〇さん、かなり大変ですよ」
と、かなり驚かされ、何を言われるかと内心ドキドキです。何か変な病気なのではないのかと色々とマイナス思考が働きます。
次の瞬間、医師は、一枚の紙を私に見せました。どうやらアレルギー検査(血液検査)の結果のようです。
検査の結果は、「花粉症」との事でした。
Ige抗体の数値が、3200とかなり高い数値であり、アレルギー反応である事が分かりました。さらに、アレルギー物質毎のクラス判定(0~6まであり、最高は6です)では、殆どの物質が陽性でした。特にハウスダストやダニ、スギなどは高い値で、中でも「スギ」は、最高クラスの「6」。正真正銘の「花粉症」との事でした。
「ついに自分も花粉症になったのか…。」
と非常に残念な気持ちになりつつも、原因も分かった事だし、前向きに向き合う気持ちが湧いてきました。
ちなみに、副鼻腔炎検査(レントゲン)の結果は、問題無しとの事でした。
医師からは、「今は良い薬があるので、薬を飲んで様子を見てください。」と言われ、
点鼻薬(スプレー式)と飲み薬「アレグラ」を処方されました。
「薬の相性」と「効果が出るまで」
薬というのは、相性があるようですね。長年生きてきましたが、あまり気にした事もありませんでした。別の病気の時には、処方された薬を飲んだら、大体良くなっていたので・・・。特に花粉症の薬は、種類も多く、単純に効く効かないという以外にも、副作用の出方(眠気など)など、同じ薬でも人によって、効果や副作用はさまざまです。
病院から処方された、点鼻薬ですが、気休め程度にもなりません。(まったくといって効き目がありませんでした)
飲み薬「アレグラ」はというと、飲み始めは、効き目が余りありませんでした。後から知ったのですが、花粉症の薬というのは、効果が表れるまでには、少し時間がかかるようですね。(私の場合は、3~4日程度飲まないと、効き目が薄いです)。なので、症状が出てから薬を飲んでも即効性はありません。通常、本格的な季節に入る前に飲み始めるというのが、一般的な服用方法らしいです。
という事もあり、薬を飲んでいくうちに、大分効いてきて、症状も落ち着きました。
同じ薬でも、効かなくなる?
翌年は、本格的な季節に入る前に、近くの病院で同じ飲み薬(アレグラ)を処方してもらい、これで万全と思っていました、しかし、またしても鼻に激痛が!
しかも、去年よりも酷くなっています。その後、もがき苦しみ、少し落ち着いたところで、病院に。薬が効かない事を話すと、薬との相性の話をされました。
「去年は効いていたんですけど。」
と私は言いましたが、医者は、特に何を言うでもなく、別の薬を試してみましょうという事になり、「ザイザル」という薬が処方されました。しばらく服用していると効いてきました。こっちの薬の方が、私には合っているのかもしれない。そう思いながらも、その年はなんとか、やり過ごす事が出来ました。
しかーし!翌年、このザイザルが効きませんでした。
今までの経緯を医者に話すと、新しい薬があるとの事で、それを試してみる事に。
そんなに毎年、薬が効かなくなるのか?と疑問に思いつつも、試さない訳にはいきません。その薬は。
「ディレグラ!」
名前からすると、「アレグラ」の兄弟みたいな薬なのでしょうか、深くは分かりませんが、騙されたと思って飲んでみたら、効きました。これで一安心です。
そして翌年。
「やっぱり騙された!」
騙された訳ではないですが、前年に処方された「ディレグラ」は、この年は、効きませんでした。よくここまで、毎年効かなくなるものかと疑問に思いましたよ。
「体が薬に慣れてしまって効果が出ないでは?」
「このままだと、効く薬が無くなるのでは?」
などと良からぬマイナス思考が不安を掻き立てます。
とりあえず、以前処方された「ザイザル」を試してみる事に、しかし、大方の予想通り、まったく効かず。次に医師が下した判断は、
「ザイザル」と「ステロイド剤」の両方を服用する。
ついにきましたよ「ステロイド剤」。できれば、飲みたくなかった。しかし、あの激痛を抑えるためには、仕方ありません。この年、ステロイドの力を借り、なんとかシーズンをやり過ごす事はできました。
しかし、不安はあります。これだけ毎年のように薬が効かなくなるとなると、来年はどうしたらよいのか?
「鼻の手術でもしないとダメ?」
とまで考えるようにまでなりました。
「舌下免疫療法」ってなんだ?
そんなある日、テレビを見ていたら、「舌下免疫療法」という治療法が、花粉症に効果があるとの事を知りました。その番組では、スギのエキスを染み込ませた脱脂綿を舌の下に3分程保持して取り出す。これを毎日行うというもの。
要は少しずつ、スギのエキスに体を慣れさせるみたいな感じです。
最近のアレルギー治療では、アレルゲン物質を少しずつ体内に入れ、徐々に増やしながら症状を改善させていくというこの療法は、よく行われているみたいですね。
この療法に私は、興味深々。
「試してみたい!」
しかし、現在は、保険適用でなく高額になるとの事で、少し躊躇していました。
暫くして、間もなく保険適用になるとの情報を知り、早速、試してみる事にしたのです。